2003.11.04
「平和ドライブ」

職場の先輩とドライブしている時の話。

この日、俺は貴重な経験をすることになる。

俺は、免許を取って2年になる。

年間2万キロ近く走行する俺でも、初めての経験だった。

北海道の峠を快調に車を走らせていた。

まさに「平和ドライブ」。

そんな俺達を、低速で走る「トラックA」が阻まった。

その道は「追い越し禁止区間」だったので

仕方なく「トラックA」の後ろを走行。

ふと見ると

「トラックA」の荷台には、山のように「ジャリ」が。

山のように。

山のように。

明らかに積み過ぎ。

落ちてきた。

「ジャリ」は小石がたくさんまとまって「ジャリ」と呼ぶ。

が、1個になったとたん「小石」と呼ぶ。または「石」。

道路のちょっとした段差を越える度

「トラックA」の後ろを走る俺を「石」が襲う。

「あ、跳ねてる(石が)。」

俺は、よけた。

はじめは

「ルパンみてぇ!ルパンのカーチェイスみてぇ!」

と、喜んで「石」をよけて走っていたが

そんな時間も恐怖に変わる。

大きい「石」は見えるので回避することができたが

あきらかに「カツッ!カツッ!」と音がする。

「当たってる?」

俺は「追い越し禁止」を無視してヤツを追い抜き

「平和ドライブ」を取り戻した。

更に走ること10分。

俺は再び減速する。

またも同じ条件下で「トラックB」が俺を阻む。

「トラックB」の荷台には、山のように「木材」が。

山のように。

明らかに積み過ぎだ。

つーか今回はハミ出てる。

どうみても収まりきっていない。

俺達は、「まさかね♪」と、談笑した。

だが、木は落ちた。

しかもデカい。

落ちて砕けた木を必死によける俺。

マジでシャレにならなかったのでクラクションを数回鳴らしながら追い抜く。

そしてようやく本当の「平和ドライブ」を手に入れた。

トラックの後ろを走るときは、荷台にも注意しましょう。

当たるとマジでムカつくよ。