2003.11.09
「ワッツ ハップン !?」

友達と飲んだ。

ハシャイだ。

んで、潰れた。

途中からの記憶が全くない。

ここまで完璧に記憶がとんでしまったのは初めてだ。

何も覚えていないという恐怖と不安が、俺を襲う。

財布の中身が減っていたので

お金だけは払ったらしい。

一つ安心。

無くした記憶をたどるべく、友達に電話した。

そこで得られた情報は

トイレに立てこもり熱唱したり、

酒の間に醤油を飲んでいたらしい。

そういえば、

「しょっぱい!」って、当たり前のリアクションをしながら飲んでた記憶が。

自分で言うのもなんだが

バカだ。

間違いない。

もちろんどうやって帰ったかも覚えていない。

翌朝、起きたら友達の家の前。

運転席に横たわり、寒さに凍えて目覚めた。

凍える体を震わせながら

ふと足下を見て俺は叫んだ。

俺 : 「ワッツ ハップン !?」

運転席の下に広がる見事に無惨な異物。

(独り言) : 「吐いた?」

(独り言) : 「俺?」

なぜ車の中で凍えているのか、そして目の前に広がる無惨な状況に混乱した。

だって記憶が無い。

とりあえず叫んでみた。

俺 : 「寒いっ!なんでよっ?俺かっ?マジかよっ?ふざけんな!マジで寒いって言ってるべや!」

叫んだ言葉は

この状況にいた俺にしか理解できない言葉だった。

最悪の環境となった車を抜け出し、

家の中の友達に助けを求める。

凍える俺に「あたたかい中華スープ」を差し出した友達が神に見えた。

布団にくるまり、「寒い寒い寒い!」と連呼しながら俺は眠りについた・・・。

起きた。

時計を見た。

AM 9:00。

「俺、8:30から仕事だよね?」

死。