2004.02.21
「怪獣」

前回のDiaryに書いた「ヤング・ハーレム」で思い出した。

昔、飲食店でアルバイトをしていた時の話。

いつも通り接客をしていると、いきなり6歳くらいの男の子が

男の子 : 「怪獣だ!逃げろー!」

と、俺に叫んだ。

俺 : 「え?」

すると隠れていた子供達が一斉に走って逃げた。

訳も分からず俺は「ぽかーん」としていると

壁の影から、子供達は熱い視線で俺を見つめる。

「来い。捕まえに来い」

と、キラキラした目で俺を見る。

食べるのことに飽きた子供達が結成して、思いついた遊びなのだろう。

だが、俺は仕事中だ。

「そう思い通りにいくか!」

と仕事を続けた。

だが次の瞬間、俺の背後に気配が!

俺 : 「ハッ!?」

男の子 : 「ポケモンゲットーー!!」

気付いた時はもう遅かった。

『ポケモン』と名付けられた俺のお尻は、彼によってブチ抜かれた。

そう。

禁じ手、『カンチョウ』によって。

俺 : 「う・・・。」

俺はヒザを着いた。

周りにいた子供達は大歓声!

俺のバイト仲間は大爆笑。

俺はゆっくり立ち上がり店長に聞いた。

俺 : 「店長。殺ってもいいですか?」

店長は笑ってうなずいた。

逃げる体勢バッチリ整った子供達を見て、俺は走り出した。

俺 : 「待てコノヤローー!」

そして俺はまんまと子供達の目論み通りに、『怪獣』と化してしまった。



そんな事を、この間思い出しました。