2004.02.28
「俺的東京事件B〜バトルロワイヤル」

午前0時。

先輩達が企画してくれた「卒業を祝う会」も終わり

みんな解散した。

だが俺には問題があった。

「どこに泊まろう・・・。」

そして一緒に卒業を祝ってもらった「マサアキ」が

ナイスな発言。

マサアキ : 「学校で飲む?」

俺 : 「いいねぇ♪」

俺達は、酒やつまみを買って

通っていた大学に向かった。

そして教室に忍び込み

そこで飲み直した。

昔話とかしながら酔っぱらい、

軽く叩いたりしながら飲んだ。

そして、ふとそこにあったスリッパを投げた。

「えい!」

「痛っ!」

あたった。

スリッパを投げ返した。

「えい!」

ハズレた。

今度は靴を投げた。

・・・・

てな感じで深夜の教室でのバトルが始まった。

俺とマサアキが飲むといつもこうなる。

俺達が飲んで暴れると

殴るのも、蹴るのも、シメるのも

全部本気。

お互いに、全く悪意が無いので

終始、笑いながらのガチンコ勝負。

「おらー!」

マサアキのキックが俺の背中に直撃。

「ギャハハハハ!やんのかコノヤロー!」

俺のキックがマサアキの足を襲う。

「ギャハハハ!痛ぇって!」

俺達は酔って暴れた。

戦場を教室から校内に広げさらにヒートアップした。

そして俺はマサアキに追われた末、転倒。

そこにマサアキが乗った。

マウントポジション!

マサアキ : 「おらー!おらー!おらー♪」

ボコボコです。

俺 : 「い、痛ぇ!ちょ、ちょっと待てって!」

俺の必死の命乞いもヤツには届かない。

マサアキ : 「おらー!おらー!おらー♪」

だが、急にマサアキの手が止まった。

マサアキ : 「あ・・・。ヤマ血出てる!」

俺 : 「え?」

俺は口に溜まった液体を吐き出した。

「ぺっ!」

白い床の上に真っ赤な液体が広がった。

マサアキ : 「ぎゃははは♪大丈夫かー?」

さすがに心配したのか、一時休戦。

俺 : 「あ、切れてるな。ちょっと待って洗ってくるわ。」

血が出ようが怪我をしようが、お互い笑顔は変わらない。

だって酔ってる。

何をしても「楽しい」意外の感情はない。

そして俺は水飲み場に走った。

口を洗い、鏡で口の中を確認していると

マサアキが心配してやってきた。

俺は口の中いっぱいに、水を含んだ。

友達 : 「大丈夫かぁ?」

俺は無言でマサアキに近付き

顔面を目掛けて、口の中の水をぶっかけた。

俺 : 「ブハァ!!」

マサアキ : 「うわぁ!」

         「待てこらー!」

後半戦では、教室にある教科書や辞書、イスまでも投げて戦った。

笑顔で。

そんな楽しい夜でした。

そして次の日俺は、目の上を腫らし、たくさんのアザをお土産に北海道へ帰った。