2004.04.02
「パンク」
会社帰り、初めて1人でカフェに行った。
会社の近くにある、小さな洒落たカフェだ。
俺の他に客は、カウンターに1人おじさんが座っていた。
俺はマスターに「カフェ・オレ」を注文し、置いてあった雑誌を広げた。
もう1人の客とマスターの話。
客 : 「いやぁ、愛車がパンクしちゃってさぁ。リアタイヤ。」
マスター : 「えー。大丈夫でした?」
客 : 「それがさぁ、今月4回目なんだよね!」
マスター : 「4回目ですか!?」
客 : 「そう!もう頭きちゃってさぁ。なんなんだろうね。」
マスター : 「でも4回目って。」
客 : 「今回なんて、昨日直したばっかりだったのよ?
今日直ってきたから嬉しくて、街まで乗って行ったら、また途中でパンクだもん。」
マスター : 「それは腹立ちますね。何か踏んだんですか?」
客 : 「いや、違うのよ。修理屋が言うにはタイヤのホイールが悪さをしてるんじゃないかって。」
マスター : 「ホイールですかー。」
客 : 「そう。だから何回直しても、ダメだったみたい。」
マスター : 「今はもう大丈夫なんですか?」
客 : 「わからん。大丈夫なんじゃないの?修理代\6000円って言われたから、そのままにしてパンクだけ直した。」
マスター : 「6000円!?それは高いですね!」
客 : 「タイヤ修理で6000円も払えるかってね」
マスター : 「そうですねー。」
客 : 「ホントに金食う自転車だ。」
俺 : (チャリかよ!?)