2004.04.15
「拘束」

「ブックエンド」を作ろうと思った。

ここのサイトの「BBS」の入り口に貼られている写真と同じモノを、もう一つ。

今度は黒。

材料を適当に選んで、「瞬間接着剤」でくっつけた。

「瞬間接着剤」は、本当に一瞬で接着しやがった。

思った以上に一瞬だった。

接着面を乾かす予定をしていたが、そんな時間は必要なかった。

俺 : 「こりゃ便利だ♪」

と思ったのも束の間。

俺に悲劇が襲った。

俺 : 「あれ?」

ブックエンドを持っている指が取れない。

しかも3本。

俺 : 「ヤバ!」

被害者は右手。

「お父さん指」・「お母さん指」・「お兄さん指」の3名が

「ブックエンド」と名乗る黒い集団に拘束された。

薬指(右手) : 「はやく助けに行って下さい!お願いします!」

小指(右手) : 「お父さん達を返せ!」

それを聞いた、左手が救出に向かう。

10分位格闘した後に、ようやく指は救出・解放された。

だが、今度は指同士がくっついた。

おもしろいように伸びる皮膚。

俺 : 「イタタタタタタ!」

「北斗の拳」の叫び声と一緒に

ゆっくりとそして大胆に引き離す。

俺 : 「そうだ!」

ひらめいた。

洗面所に走り、お湯をかけ粘着力が落ちるのを待つ。

俺 : 「あぁ!」

湯加減を間違い熱湯をかけた。

火傷を負った。

俺 : 「もうやだ・・・。」

夜中の3時に、何度も悲鳴をあげて作った「ブックエンド」を

俺は大事に使います。




血と涙の一作。