2004.04.24
「プロフィール」

このところ3時間睡眠の日々が続いている。

来月結婚する友達の、

披露宴で配る「プロフィール」の作成を頼まれたからだ。

「プロフィール」を作った経験がある友人に聞くと、

大変な時間と労力がかかるという。

式まであと20日。

時間がない・・・。

印刷屋に頼むことを考えたら、10日くらいで作らなくてはならない。

そして事もあろうに俺は「プロフィール」というもの作った経験が無い。

なぜ俺の元にこの話が来たのかサッパリだが、

「友達のためだ。やるしかない。」

俺はまず見本を探すべく、本屋に行った。

だが何度探しても、

『披露宴のプロフィールの作り方』

などという親切な本は売ってなかった。

俺は覚悟を決め、婦人誌のコーナーに足を運んだ。

そこには結婚情報誌がたくさん置いてある。

そしてもちろん女の子もたくさん。

「友達のためだ。やるしかない。」

俺は、唯一聞き覚えのある結婚情報誌『ゼクシー』を手に取った。

隣の女の子が俺を見た。

俺は気付かぬフリをして、『ゼクシー』を開く。

何も悪いことをしていないのに、変な汗が出てきた。

そう。

学生時代、エロ本を立ち読みしようとしたら、店員と目があった時と同じ感覚だ!

もう一度言う。

俺は何も悪いことをしていない。

ただ、恥ずかしかった。

「何この人?『ゼクシー』読んでる!結婚する気満々じゃん!」

ってなことを彼女達は思ったかどうかは、知ったこっちゃないが

俺は恥ずかしかった。

そう!立ち読みしようとしたら、エロ本が店員だ!

だが、俺はくじけなかった。

そして目次を開き、「招待状・プロフィール作成」のページを見つけた!

急いでページをめくる俺。

手に持っているには『ゼクシー』だが、俺の頭では『アップル通信』だ。

めくり過ぎたり戻ったりして、やっと目的のページを開くことが出来た。

だがそこには

製作費用や、製作日数の情報ばかりで

俺が求めていた見本は一つも載ってなかった。

しかもそこに載っていった、製作日数は「60日」とか、「90日」。

製作人数は「友人達」・「会社の同僚達」と、1人で作ってる方は見当たらない。

とにかく時間と労力がかかることしかわからなかった。

あぁ。

時間が足たりん・・・。