2004.06.27
「北海道小回り一周の長旅A〜人生ゲーム」

友達巡りの旅をした。

まずは札幌に住む友達のところへ。

札幌までは車で大体4時間程度。

出発して1時間。

コンビニでジュースでも買おうとするが、財布見つからない。

『家に財布を忘れる。ふりだしに戻る』

うっかりミスにより、大幅タイムロス。

一か八か家に電話してみた。

運良く親父が出た。

俺 : 「財布を忘れたんですが、途中まで財布持ってきてくれませんかねぇ?」

親父 : 「財布?あ、あった。わかった。○○で待ち合わせな。」

俺 : 「すいません。お願いします。」

俺は来た道を戻った。

とても憂鬱な気分で。

そして俺は心配した。

親父は携帯電話というものを持っていない。

「果たして無事に財布を受け取れるのだろうか?」と。

心配しながら、車を走らせていると

バックミラーが何度も光った。

後ろの車が何度もパッシングをしている。

「なんだ!?」

だがバックミラーに写っている車は見覚えのある車だった。

「親父だ!」

俺は慌てて車を脇に寄せて停車した。

親父から財布を受け取り、お礼を言って再度出発した。

ふと時計を見て「ハッ!」とした。

俺はまだ20分くらいしか戻っていない。

「親父は何キロ出してきたんだろう・・・。」

後でそのことを聞くと親父はこう答えた。

親父 : 「信号無視をした」

俺 : 「さすが・・・。」



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