2004.07.15
「知らねーぞ」

知り合いの朝野球のチームが人数不足だったので

「助っ人」として試合に出た。

あまり強いチームではなかったので、気楽に遊びでやるつもりだった。

しかも、相手チームが明らかに強そうだったので更にヤル気はなかった。

試合開始10分前。

監督 : 「ヤマシタ君はポジションどこできるの?」

俺 : 「え〜。内野ならそれなりにできると思います。」

監督 : 「へぇ。自分のチームではどこ守ってるの?」

俺 : 「ピッチャーと・・・」

監督 : 「ピッチャー!?」

俺 : 「えっ?あ、はい。全然ストライク入りませんけどね(笑)」

監督 : 「投げて!」

俺 : 「あ、いえ、だからストライクが・・・」

監督 : 「投げて!」

俺 : 「あのー、マジでやめておいたほうが・・・」

監督 : 「ウチ、明日も試合だからピッチャー温存しておきたいんだよね。」

俺 : 「あ〜〜〜。なるほど・・・・・」

監督 : 「投げて!」

あまりにもしつこく、そして「温存」という理由にも腹が立ったが、知り合いのチームだったので我慢。

泣く泣くマウンドに立ちました。

正直、やりたくなかった。

正直、面白くないんだよね。

ストライク入らないから。

「ピッチャーやってるなんて言わなきゃよかった!」と後悔しても遅かったので

諦めて投げました。

俺 : 「知らねーぞ」

いつもストライク入らないのに、今日に限って入るわけもなくランナーをたくさん歩かせました。

全然面白くなかった。

試合終了後、

監督 : 「ヤマシタ君明日も来れる?」

俺 : 「勘弁してください。」




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