2004.07.25
「イカダ 2004」

今年もこのシーズンがやってきた。

「イカダ川下り」!

俺の夏の3大イベントの1つである。

「イカダ川下り」とは、自分たちでイカダを作ってそれに乗り

3時間程かけて川を流れるという田舎ならではのイベントだ。

今年は約700人が参加した。

チーム数にして約70チーム。

この大会は「速さ」・「着順」を競うのではなく、イカダの「デザイン」を競う大会である。

ギラつく太陽の下、

いい大人達が目をキラキラさせてイカダに乗り込み川を流れる姿は、

最高に微笑ましく、最高に心躍る瞬間だ。

俺達は例年どおり、前日に集合してイカダを1日で製作し、出場した。

この大会の審査基準は「デザイン」だが、俺達のイカダには「飾り」や「色」は一切ない。

俺達は他のイカダの様に、イカダの上でバーベキューを楽しんだりしない。

ビールがたくさん入ったクーラーボックスを積んだりもしない。

イカダの上にあるのは、少量の水分と人間のみ。

俺達は、ただ「流れる」ことを楽しむためだけにイカダに乗り込み

そして「はしゃぐ」。

ただそれだけ。

今年は、スタート前の「ビールかけ」に始まり、ゴール目前でイカダが沈没して幕を閉じた。

最高だった。

「最高だ!最高だ!」と叫びながら川の流れを楽しんだ。

最初は3人だけで出場したこの大会も

今年は11人の大所帯に膨れ上がり、最高に盛り上がった。

そして去年までと大きく違うことが、1つある。

チームに「女の子」が加わったことだ。

明らかに男の比率が多いが、「女の子」は俺達を盛り上げた。

いや、俺達が勝手に盛り上がった。

俺達をはしゃがせた(勝手にはしゃいだ)。

そして俺達を「バカ」にした(勝手にバカになった)。

俺達をときめかせた(勝手にときめいた)。

昨年のように、男女混合の参加者を羨むこともなく

昨年のように、男女混合のイカダに罵声を浴びせることもなく

昨年のように、男女混合のイカダに乗り込むこともなく・・・(涙)

とにかく今年は楽しかった。

まるで「学祭」だった。

来年も出よう!

このメンバーで!

この「男女混合」メンバーで!




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