2005.09.22
「名古屋からの使者」

大学のときの友達が

遠路遙々、名古屋からやって来た。

5人連れてやって来た。

「5人?」
「多くね!?


・・・まぁ、いいか・・・楽しくなりそうだぜ♪

友達の同級生から先輩、そして高校のときの先生まで連れてきた。

来る人数もさることながら

我が家へ到着した時間も予想外でした。


その日、俺は午前1時に仕事を終え帰宅。
急いで部屋の掃除しながら皆の到着を待った。

が、待てど暮らせど来やしない。

友達と遊んでいる5時間はあっという間だ。

仕事している5時間も結構あっという間だ。

恋人と過ごす5時間なんてもっとあっという間・・・。


ただ待っているだけの5時間・・・

・・・すごい長かった。

最初から5時間待つってわかっていたら

映画でも見たさ!

いや、むしろちょっと寝たさ!


午前6時。

AM6:00です。

目覚ましテレビ始まってました。


午前6時。

俺の携帯が鳴った。

『ピリリリリ!』

俺 : 「あ〜い!」

友達 : 「え?起きてたの!?」

俺 : 「ふざけんなって!起きてたっつーの!」

友達 : 「マジで!?」

俺 : 「今どこさ??」

その時、家の外でガヤガヤしているのに気付いた。

友達 : 「着いた。」


初めてです。

午前6時から飲みだすの。

何はともあれ、無事に着いたのと

再会を祝して乾杯!

初めて会った人との自己紹介も程々に、俺達は飲みまくった。

笑って、笑って、アパートだって事をすっかり忘れて

騒ぎすぎました。

隣人に刺されても文句言えませんね!

最近流行ってるしね!



05.09.23

友達一行を部屋に残し

俺は仕事に出かけた。

運良く、夜の出勤が続いたので

帰ったら友達と昼まで飲むことが出来る。

「今日も宴か・・・さて仕事を早く終わらせて帰るか♪」

前日同様、午前1時過ぎに仕事を終え

皆がいる居酒屋で合流。

俺 : 「イエ〜〜イ!」

友達 :「お疲れ〜!」

友達の友達 : 「お疲れ〜!」

俺は店のしきりによじ登り

俺 : 「イエ〜〜〜イ!」

店員 : 「お客様!危ない行為はやめて下さい!」

到着一番怒られました。

シラフの俺だけ怒られました。

そこからまた盛り上がり、我が家へGO!

前日の反省はちっとも生かされずに

前日の倍騒いでやりました。

ホント隣人に刺されてもしょうがない。

刺されても謝りますね。



05.09.24


昼。

目を覚ますと、いるはずの友達が半分いない。

「どこへ行ったんだ?」

と寝ぼけ眼でウロウロしていると

鏡の中に変な人を発見。


オデコにはきん肉マンのトレードマーク『肉』。

左のほっぺにはBACK-TICKのギタリスト今井寿の様に『BT』。

そして我修院達也ばりに見事に繋がった立派なマユゲ。

が、油性マジックでくっきりはっきり描かれていました。


不覚にも笑ってしまいました。

俺 : 「おい!なんだこれ?♪」

友達を無理矢理起こして事情を聞きました。


どうやら酔っぱらって先に寝てしまった俺は

みんなのキャンパスになっていたようです。

俺 : 「つーか、なんか書かれたところ痒いんだけど!?」

友達爆笑。

と、その時!

『ピンポ〜ン♪』

きっと、いなくなってる友達が帰ってきたのだろうと

そのままの顔で玄関を開けた。

俺 : 「はいはい〜い。」

『ガチャ。』

そこには見知らぬ女性が一人立っていた。

見知らぬ女性 : 「国勢調査の者です。」

俺 : 「え?・・・・・あれ!?」

俺は慌てて部屋へ戻った。

俺 :「ちょ、ちょっとやべぇ!国勢調査の人だった!」

友達 : 「マジで!?♪♪」

部屋の中にいた友達が外へ飛び出て

国勢調査の人と話している俺を携帯で撮影した。

『チャララン♪チャララン♪』

俺 : 「すいません。こんな顔で。」

調査員 : 「(チラっ)・・いえ・・・。(チラっ)」

明らかに脅えながら俺の顔をチラ見している調査員。

友達大爆笑。

友達 : 「じゃ!記念撮影!お姉さんもっと寄って♪」

明らかに嫌がっている調査員と一緒に写メールしてやりました。

ピースサインで。

小泉首相・・・まだまだ日本は平和です!



05.10.25


酔っぱらった勢いで、友達の先輩が外に走っていった。

「まずい!」

ほぼ全裸だ!

なぜか子供サイズ100cmの服(たしか)を着た先輩が

外へ走っていった。

真夜中の車道で

かろうじて着ていた服を脱ぎ捨て

向かってくる車に陰部を見せ挑発している。

ただいま売りだし中のレイザーラモンHGの叫び声を上げながら!

先輩 : 「フォー!フォー!フォーー!」

俺等は彼を止められなかった。

いや、彼を止めることをしなかった。


なぜか?


輝いていたからです。

彼はとても輝いていました。

キラキラした目で俺たち後輩を最高に楽しませてくれた。


世間は彼を変態扱いするだろう。

警察は彼を犯罪者扱いするだろう。

だが俺は彼を神と崇めます。

酔っぱらいながら俺は

俺 : 「勝てねぇ!勝てねぇ!ヒィ!ヒィ!」

と笑い転げていた。

そんな彼は公務員。

小泉首相!まだまだ日本は大丈夫だよ!







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